カテゴリ:ピッツァ(Pizza)( 2 )

ピッツァの魅力・・・その2

f0203643_2018422.jpg田舎暮らしを始めた最初の冬の頃に、無性にピザが食べたくなったのに宅配ピザ屋さんが一軒も無かった。(笑)東京生まれの東京育ちで他の土地の暮らしを全く知らなかったので、田舎で過ごせば過ごすほど便利な暮らしと相反する生活を思い知る事になった。でもそれは決して苦痛ではなかったし、むしろ凄く新鮮な気持ちで楽しめるタイプの人間だったから、いまだに田舎暮らしをし続けていきたいと思えるんだと思う。
その日は世話になっていた人の家で人の集まりあったので、早めにお邪魔してくつろいでいた。テレビを見ない生活を率先してた人の家なので、情報の入手先と言えば人との会話と読み返された古本ぐらいだった。何気に手にした雑誌がオレンジページのピザ特集で作り方も何通りか載っていたので、さっそくキッチンをお借りして生地作りから始めてみた。作り上げたのは目玉焼きとベーコンが乗ってるパンピザと、薄いパリパリ生地のマルゲリータとアンチョビが効いたトマトソースの3種類。これがその時に居合わせたグルメ連中に大ウケしてしまい、ちょっと調子付いてしまったのがピッツァへの目覚めだった。生地も多めに作ったので、泊り込んだ仲間たちと翌日のお昼にまた食べた。当然、手作りしたトマトソースが前日よりも美味しくなっていたせいで、これまた仲間達から絶賛されてものすごく嬉しかったのを今でも鮮明に覚えている。
f0203643_20372216.jpgそれからしばらくして、おなじ田舎町に空き農家の物件が見つかって大家さんに会いに行った。新しく建てた街場の二世帯住宅に出たばかりなので、家具付きで借りれる事になった。都会とは違って不動産を通したやり取りは無く、すべて直談判の世界だったので格安の費用でと言うか、前家賃だけのスタートで貸して頂けることになった。翌日に近所の農家さんから挨拶代わりにと収穫したばかりのトマトをたくさん頂いたので、さっそくトマトソースを仕込んでおいた。大家の父さんは畑作業には毎日来ていたので、3時の一服タイムに声をかけてピザトーストをご馳走した。トースト以外はすべて頂き物の野菜だったんだけど、「なんじゃこりゃ~」って食べた事が無いと言うのには、ちょっと驚いてしまった。田舎の農村で高齢者だと洋物は最初から受け入れられ辛い。和食一辺倒なのだ。でも良いから食べてみてよと勧めてみると、無言でバグバグ食べ始めてくれた。最後にお茶を啜って一言「うんまいなぁ~こりゃ!初めて食ったどぉ!」それから自分が在宅してて大家さんに会える時は、できるだけ一服タイムに声をかけてピザをご馳走するようにした。美味しいとか喜ばれてるとかは別にしても、午後の一服タイムに縁側で和やかに過ごせる時間がなんとも心地よくて大好きだった。
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by yusukerino | 2009-04-26 20:17 | ピッツァ(Pizza)

ピッツァの魅力

f0203643_23563645.jpg田舎暮らしをしていた頃に、のんびりとケータリングを営んでいたのですが、和洋折衷あるmenuの中でもピッツァはかなり人気menuだったんです。かなり奥まった地方だったせいかもしれませんが、レストランで食べるようなmenuを出す時よりもかなりゲストのリアクションが高かったんですね。今から考えると”安心感”だったのかもしれませんが。(笑)その頃の僕はピッツァをピザと呼んでいたし、イタリアが発祥だなんて事は全然拘っていなかったのです。しかし、何の拘りもなく我流で作っていたピッツァがあまりにも人気が良くて、”ピッツァ作りの講習会”とかを小学校で母子交えて教えちゃったり、レシピを色々な方に配りまくっている内に、段々「このままでいいのだろうか?・・・・」みたいな気持ちになって来たんです。
自宅で毎月開いていた食事会にもほぼ定番menuとなっていて、オーブンから焼き上がったピッツァを運んで行けば、歓声と共に一瞬で皿が空になってしまうほど喜ばれていました。近所の農家さん達が子供をつれて遊びに来たときは、これまた近所の牧場から搾りたての牛乳を分けて頂き、みんなでピッツァに乗せるモッツァレラチーズを手作りして、生地も子供達と一緒に楽しみながら作りました。トマトソースだって当然その場で手作りです。自分の畑で育てた加熱用トマトを完熟させておくのですから、美味しくない筈も無く。

f0203643_0191323.jpgだんだん自分を中心にピッツァで人の繋がりが大きくなってきた時に、自分の中で「やっぱりイタリアに行って来なければダメだなこりゃ!」という結論に達してしまったんです。ピッツァで繋がる仲間達とで、行政が使いこなせていない物件を借り受けて、ピッツェリアを開店させる話まで大きくなってしまった時も、「いずれ偽者は廃れる!」と言う思いが強くなり、そんな想いを仲間達にも理解して頂きイタリア行きを目指す事となったのです。仲間の気持ちに押し出された様な部分も多少はあるのですが、正直自分でもやっぱり極めておきたかったのです。「本物を知り、本物を出せるようになりたい」それからはピッツァに関する書物を読み漁り、石窯の作り方まで調べ上げたりして、今になって一生懸命イタリア語を学び始めている始末なんですが。(苦笑)それでもあくまでも目指すところは”ピッツァ焼き職人”なんですよ。今時普通に居ますよね。元々”食堂のオヤジ”になるのが夢ですから。(笑)大きなお店を構えて大きなビジネスとか全然興味ありません。目の前で焼けたばかりの熱々ピッツァを、美味しそうに食べてもらえればそれで十分幸せなんですよ。ピッツァと言う極土着的な食べ物で土着的な土地柄に同化して生きて行きたい。ただそれだけの事なんです。イタリアの事を聞いたり調べたりしてる内に、自分の気性がとても合っている国柄の様な気がしてます。
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by yusukerino | 2009-04-25 23:55 | ピッツァ(Pizza)


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